予防は治療に勝ります
歯医者は定期的に、
そして気軽に
生きている間は欠かすことのできない食事。その食事を、一生涯、ご自身の歯で楽しむためには「歯医者は歯のトラブルを未然に防ぐために行く場所」という考え方を意識する必要があります。「歯にトラブルが起きた」「歯が痛くなった」このような時にだけ歯医者を受診していた習慣を「特に歯に問題はないけど、検診を受けておこう」と定期的に、そして気軽に歯医者を受診する習慣に変えることで、歯の寿命を伸ばすことができるのです。
虫歯になり、歯を削って詰めるを繰り返すと歯の寿命はどんどん短くなってしまいます。
しかし、虫歯になる前に歯医者を受診していれば、虫歯になって痛い思いをしないで済んだり、健康な歯を削ったりする必要がありません。ご自身の歯を守ることができるのです。このようなことから、当院は「予防」という観点からも誠心誠意、患者様をサポートしてまいります。
定期検診を受けて
半永久的な歯の健康を
予防のプロ”歯科衛生士”
と連携した定期検診
実は、諸外国と日本人の70歳時点での残存歯の数を比較すると、スウェーデンやアメリカでは20本あるのに対し、日本人は8本という統計データも報告されています。この結果は、歯のメンテナンスや定期検診の重要性が一般的に普及しているかどうかの差です。当院では、日本の皆様にも半永久的にご自身の歯で食事を楽しんでいただきたいとの思いから、定期検診の重要性の普及に努めています。
当院で推奨している定期検診の頻度は3ヶ月に1度です。予防の専門家である歯科衛生士と連携しているため、患者様一人ひとりのおの口状態を把握し、最適な予防ケアができます。定期的に検診を受けることで、たとえ虫歯や歯周病の予兆が出ていても、早期発見・早期治療につなぐことができるため、お口に与えるダメージを最小限に抑えることが可能です。
当院の
予防歯科メニュー
PMTC
予防ケアのプロフェッショナルによる、専用機器を用いた歯のクリーニングです。ご自宅で行うセルフケアでは落としにくい歯と歯の間や、歯と歯茎の溝のプラーク（歯垢）や歯石を徹底的に除去していきます。仕上げに歯の表面をなめらかにして汚れがつきにくくしていきます。
フッ素塗布
歯質を強化する働きがあるフッ素を歯の表面に塗布することで、虫歯菌が出す酸に溶けにくくなり、歯の再石灰化を促すことができます。虫歯予防の効果を持続するためには、定期的なフッ素塗布をおすすめしています。
歯みがき指導
お口の状態は患者様一人ひとりで異なるため、それぞれのお口の状態に合った歯みがきを行うことが大切です。口腔ケアのプロが、磨き残しを起こしやすい部分を中心に、お口の汚れを効果的に落とす歯みがきの仕方をアドバイスします。
シーラント
シーラントは、食べかすやプラークが溜まりやすい奥歯の溝を、歯科用プラスチックで埋めることで虫歯を予防する方法です。特に小さなお子さんの奥歯に有効です。シーラントは生活する中で次第にすり減っていくため、歯科医院で定期的にチェックをしましょう。
咬み合わせチェック
咬み合わせが悪いと汚れが溜まりやすくなったり、一部の歯に過度の負担がかかってしまう場合があります。そうした状態を放置すると、虫歯や歯周病を誘発してしまうため、定期的に咬み合わせをチェックして問題があれば整えることが大切です。
ご自宅で行う
セルフケア
歯みがき指導の通りに
丁寧にケアしましょう
皆さまが毎日行っている歯のセルフケア、歯みがき。しかし、しっかりと磨いているつもりでも、磨き残しはあるものです。
歯の形状は一人ひとり違います。人それぞれ、磨きにくい箇所も違うでしょう。そのため、付着した汚れをできる限り落とすためには、患者様ご自身に合った歯ブラシや歯の磨き方を知る必要があります。当院では、患者様一人ひとりに合った歯みがきの仕方を指導することはもちろん、患者様に最適な歯ブラシやその他お役立ち道具のご提案もさせていただいております。
フッ素含有の歯みがき粉
フッ素には歯質を強化する効果に加え、虫歯の発生や進行を抑える効果もあります。毎日の歯みがきにフッ素含有の歯みがき粉を使用することで、効果的な虫歯予防が期待できます。
マウスウォッシュ
就寝中は、唾液の分泌量が減少し、口内は細菌が繁殖しやすい状態です。寝る前の歯みがきに加えて、強い殺菌作用のあるマウスウォッシュで口をすすぎ、口内を清潔に保つことで、効果的な虫歯予防が期待できます。
デンタルフロス・歯間ブラシ
歯と歯の間は非常に狭く、通常の歯ブラシでは食べかすなどの汚れを取り切ることが難しいです。デンタルフロスや歯間ブラシは歯ブラシより細いため、歯の隅々まで磨け、虫歯の温床となる汚れを除去しやすくなります。