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大阪府堺市堺区北三国ヶ丘町 8-8-15
ディカビーネ1F西側

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虫歯治療

虫歯とは

お口の中には、通常500種類以上の菌が生息しています。「菌」といっても、すべてが有害というわけではなく、体に良い働きをする菌も存在すれば、体に悪い働きをする菌も存在します。

代表的な悪い菌が、皆様もよく認知されているであろう「虫歯菌」です。ミュータンス菌という名前を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。虫歯は、主にこのミュータンス菌と呼ばれる菌が、お口の中で増殖することで発生する病気です。

具体的には、ミュータンス菌はお口の中に残っている糖分を元に増殖していきます。そして、お口の中で増えたミュータンス菌の出す酸が歯質を溶かしてしまうのです。このようにして、ミュータンス菌が糖分によって増殖し、歯質を時間をかけて溶かすことを、虫歯と呼んでいます。虫歯は、時間の経過とともに進行していく病気で、自然に治ることはありません。

虫歯の種類と治療法

ホワイトスポット

歯の表面にみられる白い白濁のことをホワイトスポットといいます。ホワイトスポットは、初期の虫歯である脱灰(だっかい)の可能性もあれば、歯の表面であるエナメル質がうまく作れない「エナメル質形成不全」という病気の可能性もあります。

エナメル質形成不全は、歯が作られる過程で表面に傷がついた箇所が白く見える症状で、健康面には特に悪影響を及ぼしません。しかし、見た目をコンプレックスに思われる方が多くいらっしゃいます。

エナメル質形成不全は約100人に1人に現れる病気で、その25%は前歯に現れます。原因については諸説ありますが、半数以上が原因不明のままです。エナメル質形成不全は、審美の改善を目的とする治療になるため、保険診療では対応できません。

当院のホワイトスポット治療

当院ではホワイトスポットでお困りの患者様に、以下の治療をご提供しております。

  • ホワイトニング
  • ラミネートベニア
  • コンポジットレジン充填

患者様の症状やホワイトスポットの原因によって適した治療は異なりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

CO(初期むし歯)

COは、歯が欠けるまではいかないような初期の虫歯のことをいいます。患者様が自覚できる痛みはなく、早急に治療が必要なわけではありません。しかし、放っておくと、C1やC2など次の段階の虫歯へ進行してしまう危険性があるため、定期的に歯医者で経過を観察する必要があります。

当院のCO(初期虫歯)治療

当院ではCO(初期虫歯)でお悩みの患者様に、以下の治療をご提供しております。

  • TBI(歯磨き指導)
  • フッ素塗布

患者様の歯の状態や歯質をみて最適な歯ブラシをご提案させていただくなど、患者様がご自宅でのセルフケアを正しく行えるようサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

C1(エナメル質の虫歯)

C1は、歯の1番外側に存在するエナメル質と呼ばれる非常に硬い歯周組織にできた虫歯のことです。自覚症状は、ほとんどない場合が多く、ある場合でもたまにしみる程度です。そのため、患者様ご自身で虫歯に気づくことは難しく、歯医者での検診の機会がないと虫歯を見落としてしまい、虫歯が次の段階へ進行してしまうこともあります。

ただし、C1の段階で発見できた場合は、まだ虫歯が小さい状態であるため、1回で治療を終えられるケースが多いです。

当院のC1(エナメル質の虫歯)治療

当院ではC1(エナメル質の虫歯)でお悩みの患者様に、以下の治療をご提供しております。

  • コンポジットレジン修復

患者様からのご希望があれば、審美面を考慮した治療(自費診療)もご案内可能ですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

C2(象牙質のむし歯)

C2は、虫歯が象牙質(ぞうげしつ)に到達している状態です。象牙質とは、エナメル質の内側に存在する組織で、歯の本体を構成している部分です。

C2の段階に達すると、冷たいものや甘いものを口にした際に歯がしみるようになります。また、ミュータンス菌によって溶かされる歯質の割合も増えることから、患者様ご自身で虫歯に気づかれることも多いです。

当院のC2(象牙質の虫歯)治療

当院ではC2(象牙質の虫歯)でお悩みの患者様に、以下の治療をご提供しております。

  • コンポジットレジン修復
  • インレー(詰め物)

虫歯の状態を精密に分析して、患者様に最適な治療法を提案いたしますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

C3(歯髄の虫歯)

C3は、歯の1番内側に存在する神経(歯髄)まで虫歯が到達している状態です。具体的には、以下のような症状が現れます。

  • 冷たいものを口に入れるとキーンとしみる
  • 温かいものであってもしみる
  • 食べたり飲んだりしていない時も歯が痛む
  • 歯が痛んで眠れない

このように、C3の段階の虫歯は、日常生活に大きな被害を及ぼすほどの強い痛みを感じることが特徴です。

神経まで虫歯が到達しているため、神経を抜く治療(抜髄)が必要になります。

当院のC3(歯髄の虫歯)治療

当院ではC3(歯髄の虫歯)でお悩みの患者様に、以下の治療をご提供しております。

  • 根管治療
  • インレー(詰め物)
  • 補綴治療(被せ物など)

虫歯の状態を精密に分析して、患者様に最適な治療法を提案いたしますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

C4(歯根の虫歯)

歯は、歯冠(私たちに見えている部分)と歯根(私たちからは見えず顎の骨に埋まっている部分)に大きく分けられます。C4の段階の虫歯は、歯冠がすべて溶けてなくなり、歯根だけが残っている状態です。

C4の段階までくると歯の痛みを感じ取る神経までダメになっているため、痛み自体は少ないかもしれませんが、痛みがないからといって治っているわけではありません。

C4の虫歯は歯を残す治療ができず、抜歯する必要があります。また、抜歯した箇所はそのままにしておくことはできず、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどでの欠損補綴(けっそんほてつ)も必要です。

当院のC4(歯根の虫歯)治療

当院ではC4(歯根の虫歯)でお悩みの患者様に、以下の治療をご提供しております。

  • 入れ歯
  • ブリッジ
  • インプラント

患者様の経済状況やライフスタイルに合った適切な治療を提案いたしますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

知覚過敏(ちかくかびん)

歯磨きをすると歯全体がしみるような感覚があったり、冷たいものを食べたときに一瞬しみたりするような症状がみられます。このような症状は持続しないことが一般的です。

主な原因としては、歯磨きの時間が長いことやブラッシングの力が強いこと(オーバーブラッシング)、また夜間の歯ぎしりや日中の食いしばりが挙げられます。このような負担を日常的に歯にかけることで、歯の表面に傷がついてしまい、歯全体がしみるような感覚になってしまうのです。

正しい歯磨きの方法を学んだり、歯ぎしりや食いしばりにも注意したりすることで、症状を緩和できる場合があります。

当院の知覚過敏
(ちかくかびん)治療

当院では知覚過敏でお困りの患者様に、以下の治療をご提供しております。

  • TBI(歯磨き指導)
  • マウスピース(ナイトガード)
  • 薬剤の塗布
  • コーティング材(レジン・歯科用セメントなど)

知覚過敏の原因によって適した治療は異なりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

虫歯の初期治療の
重要性

虫歯は初期の段階ではほとんど自覚症状がなく、ある程度進行してから歯がしみたり痛みが出始めます。また、症状が進んだ虫歯は自然治癒することはなく、放置すればどんどん悪化してしまい、重症化するほどに治療も複雑化し、治療期間も治療費もかさんでしまいます。

虫歯は早期に発見できれば、ほとんど痛みを感じることなく治療が可能です。お口まわりに違和感があるときは、なるべく早く歯医者で受診するよう心がけましょう。

歯を失わないためには

早期治療とあわせて重要なのが、虫歯になった根本的な原因を改善し、数年後に同じ治療を繰り返さないようにすることです。治療した歯は元の状態に戻るわけではなく、治療を重ねるほど歯の寿命は縮まります。そうして同じ歯の治療を5回ほど繰り返すと抜歯に至り、歯を失うとされています。

将来的に歯を失わないためには、この「負のサイクル」に入らないようにすることが大切です。また、既にこのサイクルに入ってしまった歯は、できる限り早期に治療を行うとともに、口腔環境や生活習慣などに隠れた根本的な原因を発見し、改善を図ることが必要です。

虫歯対策で最も
大切なことは「予防」

当院では、カウンセリングや検査を通じて「そもそもなぜ虫歯が発生するのか」という原因を探り、患者様一人ひとりに合わせた治療や指導をしています。同時に、定期的な歯科検診やメンテナンスを通じて、虫歯ができる前に予防できるよう、長い目線でしっかりとサポートをさせていただきます。

安心の「やさしい」
虫歯治療

当院では、患者様の痛みを最小限に抑えるため、様々な取り組みを行っています。麻酔注射が苦手な方や治療の痛みに強い不安を感じる方も、安心して治療を受けていただけます。

表面麻酔

歯ぐきに注射針を刺す前に塗るタイプの麻酔です。表面麻酔を塗ることにより、歯ぐきに針を刺すときのチクッという痛みを感じることなく麻酔の注射を行うことができます。

超極細の針を使用

当院では注射針にもこだわり、非常に細い「33G」という種類の針を使用しています。33Gとは髪の毛と同程度の細さで、痛みを感じにくい設計です。

電動麻酔を使用

電動麻酔を用いることで、患者様の状況や注射部位によって最も痛みの少ない速度で一定に注入できるため、麻酔注入時の痛みを抑える効果があります。

麻酔液の温度調節

麻酔液の温度と体温との差が大きいと、周辺組織が拒否反応を起こし痛みが強く出る事があるため、当院では体温との温度差が生じないよう、麻酔液を専用のウォーマーで人肌に温めた状態で使用しています。

歯に違和感を感じたら
すぐにご相談ください

虫歯は一度発症すると自然には治らず、治療しなければどんどん進行してしまいます。虫歯を治療せずに放っておくと、最終的には抜歯しなければならなくなる可能性も。また、虫歯を放置することで、周囲の健康な歯も虫歯になってしまう危険性があります。

虫歯の治療の際には、なるべく早く治療に取り掛かることが重要です。そのため、普段から定期的に歯科医院を受診し、虫歯の予防や、虫歯の早期発見に取り組みましょう。早期に治療を行えば、その分だけ治療費用も安く抑えられます。

当院では虫歯の治療だけではなく、歯やお口の中に何も問題がない場合の定期検診も行っております。歯の検査や虫歯対策のご相談から具体的な治療カウンセリングまで幅広く受け付けておりますので、「お口になんとなく違和感がある」「定期的に歯を観てもらいたい」と感じた際は、お気軽にご来院くださいませ。