ご予約・お問い合わせ

大阪府堺市堺区北三国ヶ丘町 8-8-15
ディカビーネ1F西側

診療メニュー

口腔外科

口腔外科とは

口腔外科とは、虫歯や歯周病とは異なる症状や病気に対して行われる外科的な歯科治療のことです。具体的には、親知らずの抜歯や顎関節症、事故やケガによる歯の破折、お口の外傷などが含まれます。

当院では、豊富な外科治療の経験と確かなエビデンスに基づき、最適な治療を提供しています。また、症状に応じて提携医療機関へのご紹介も可能ですので、まずはお気軽にご相談くださいませ。

口腔外科で治療される
代表的な症状

親知らずの抜歯

斜めに生えてきてしまっていて周囲の歯にまで悪影響を及ぼしていたり、痛みや炎症が生じていたりする親知らずは、抜歯が必要になります。レントゲン撮影を行い、しっかりと神経の通り道や歯の角度を確認した上で抜歯します。抜歯には、局部麻酔を用いるケースが多く、一般的には簡単な処置で済むことが多いです。

親知らずが引き起こすトラブル

「親知らず」は、20代頃に生えてくる永久歯で、歯列の一番奥に位置します。しかし、現代人はあごが小さいため、親知らずが十分なスペースを持って生えることができず、傾いて生えてしまうなど、位置や生え方に問題が生じることがあります。

特に、親知らずが一部またはすべて埋まったままである、埋伏歯(まいふくし)と呼ばれる状態になると、埋伏歯と歯肉の間に隙間ができ、そこから細菌が侵入して化膿したり、歯ブラシが届かずに虫歯になったりするなど、様々なトラブルを引き起こしやすいです。埋伏歯が周囲の歯を圧迫して、歯並びを乱すこともあります。

親知らずは絶対に
抜かなければいけないのか?

親知らずが正常にまっすぐ生えており、噛み合わせに影響を及ぼしていなく、しっかりとお手入れできている場合は、抜歯を急ぐ必要はありません。しかし、痛みがない場合であっても、親知らずが手前の歯を圧迫し、徐々に歯並びを乱してしまうことがあります。

そのままにしておくと、口が開けにくくなるほどの腫れなど、日常生活に大きな影響を与える可能性があるため、親知らずが気になる場合は、一度当院までご相談ください。抜歯が必要か、それとも経過観察で良いのかなど、レントゲン検査を通して歯科医師が慎重に判断いたします。

顎関節症

顎関節症の兆候として現れる症状は、あごの関節がカックンと音を立てたり、あごを動かす際に痛みが生じたりすることが挙げられます。原因は主に、ストレスや歯ぎしり、噛み合わせの異常、顎関節部分のケガなどです。患者様一人ひとりに合った治療を行うためには、まず原因を見つける必要があります。

日常生活の習慣も原因となる
「顎関節症」

顎関節症の代表的な原因は、不正咬合(歯並びや噛み合わせの異常)です。しかし、そのほかにも、あごに負担がかかる姿勢や歯ぎしりなど普段の癖が原因となっている場合もあります。皆さまが日常的に行われているであろう長時間のパソコン作業や下を向きながらのスマホ操作も、実はあごに負担をかけているのです。

患者様からしっかりとお話をお伺いし、口腔内の状態や噛み合わせなどを診察した上で、患者様に最適な治療プランを提案し、症状の改善に取り組んでいきます。

インプラント治療

インプラント治療は、失った歯を補う治療法の1つです。歯を失った箇所の顎の骨にチタン製のインプラント(人工歯根)を埋め込み、その上にセラミック等の人工歯を被せます。天然歯のように自然な見た目を回復できると共に、まるで自分の歯のように噛める機能的にも優れた歯を手に入れることが可能です。

歯周外科

歯周病の症状が進行すると、通常の治療では歯周ポケットの深い部分の歯石が取れない場合があります。このようなケースでは、まず麻酔を行い、深い部分の根の表面を滑らかにすることで汚れを付着しにくくし、さらに炎症性の組織を取り除くことで健康な状態へ回復を図ります。また、必要に応じて、歯肉を支える骨を増やす薬(保険適用外)を使う場合もあります。

粘液嚢胞の摘出

粘液嚢胞とは、口腔内にできる丸くて軟らかい粘膜が小さく膨れ上がった腫瘤(しゅりゅう)です。口の粘膜を誤って噛んでしまった場合など、外からの刺激で唾液をつくる組織から唾液の出口までの筒状の通路が詰まり、周囲の組織に唾液がたまって袋状になった状態の病気です。

噛んでしまうことの多い下唇の粘膜や、頬の粘膜に発症することが多く、自然につぶれたりできたりという状態を繰り返すと、次第に硬くなっていきます。その場合、改善するには摘出する必要があります。

歯牙再植

怪我や事故などで歯が抜けかかったり(脱臼)、あるいは完全に抜けてしまっても、歯を元の位置にもどすと再び歯は生着する可能性があります。そのとき重要なのは、歯の根の部分にある組織(歯根膜)が損傷せず残っていることと、汚染されていないことです。

抜けてしまった歯は、汚れを強く拭き取ろうとしたり水で洗い流したりはせず、乾燥しないように保存液や牛乳があればその中に入れて保存しましょう。どちらもない場合は、軽く汚れをとってから口の中に入れておくことで歯根膜の変性を防げます。それからすぐに歯科医院で受診しましょう。

口内炎やお口の中の
できもの

なかなか治らない”口内の
できもの”にご注意

口内のできものは口内炎がほとんどです。しかし、痛みを感じない口内炎のようなものが徐々に大きくなる場合、口腔がんや良性腫瘍が潜んでいる可能性があるため、2週間~3週間程度の様子見をしても症状が治まらない場合は、放置せずに当院までご相談ください。また、自覚症状がない小さな腫瘍も存在します。腫瘍を初期段階で見逃さないためにも、口内の定期的な検診を受けましょう。

口内炎

入れ歯や詰め物・被せ物が合っていないと、口内に慢性的な刺激を与えてしまい、一般的に口内炎と呼ばれる潰瘍(かいよう)ができることがあります。潰瘍は通常、痛みを伴わず、1週間〜2週間程度で治りますが、原因を取り除かないと再発する可能性があります。したがって、入れ歯や詰め物、被せ物が合っていない場合には、歯科医に相談し、修理や調整などの処置を受けましょう。

口腔ガン

口内にできる悪性腫瘍を口腔がんと呼び、見た目は口内炎と非常によく似ています。口腔がんは直接目で確認できるため、自分で発見できることもありますが、大抵の場合は、口内炎と見誤って気づかないことが多いです。特に、痛みなどの自覚症状が少ないため、見逃してしまいやすいのですね。「口内炎だと思っていたけど、なかなか治らない…」というできものがある場合は、早めに当院までご相談ください。