入れ歯治療

入れ歯には、部分入れ歯と総入れ歯の2種類があり、それぞれ保険適用のものと保険適用外（自費）のものがあります。このように、入れ歯治療の中でもさまざまな選択肢があるため、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

当院では、実際の治療を開始する前に、患者様のお口・歯の状態を診察し、患者様のお話をしっかりと聞いた上で、治療計画をご提案いたします。その際には、入れ歯治療のメリット・デメリットや材質の詳細について必ず説明し、患者様が納得して治療に臨めるようにいたします。歯を欠損することが初めてで「そもそも入れ歯治療で良いのか？」というようなご質問も受け付けておりますので、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

保険診療の入れ歯は材質の選択に限界があり、人工歯と床部分には主に樹脂（レジン、プラスチック）が使われます。また、部分入れ歯に必要なクラスプ（留め具）の材質も金属に限定されています。そのため、入れ歯の装着箇所によっては、口を開けると一目で入れ歯と分かってしまう場合も。

さらに、耐久面や安定面を考慮した結果、床部分は厚くできています。それにより、人によっては異物感を感じることがあります。

自由診療の入れ歯では、入れ歯に使用する素材を自由に選択いただけるため、金属の留め具がなく見た目が良い素材や、薄くて違和感の少ない金属素材などを選ぶことができます。また、多くの方の悩みの種の1つである「入れ歯のズレ」も、自由診療であれば解消できます

患者様のご要望に応じて、装着間の良さを重視するような入れ歯や、しっかりと食事を噛めるかどうかを重視した入れ歯など、さまざまな入れ歯を作成できます。このように、自由診療の入れ歯はカスタム性が非常に高く、患者様一人ひとりの理想に合わせた入れ歯を作ることができます。

当院では、患者様のさまざまなニーズにお答えできるよう、入れ歯の材質を豊富に取り揃えております。しかし、当然それだけではありません。入れ歯自体の質の高さにもこだわり抜くため、入れ歯を実際に作製する歯科技工士とも密な連携を図っています。

実際に患者様の入れ歯制作を行う歯科技工士と密に連携をとり、患者様のお悩みやご希望を共有することで、患者様の想いが反映された最高の入れ歯を提供することができます。

入れ歯の平均寿命は、約4年～5年です。しかし、入れ歯の清掃やメンテナンスを怠ってしまうと、平均寿命まで持たずに入れ歯がダメになってしまうケースがあります。例えば、入れ歯に汚れが溜まると、入れ歯の土台となっている歯に細菌が感染して歯周病になったり、その結果として、その土台歯が抜け落ちてしまったりする危険性があるのです。

そうなると、入れ歯が合わなくなって、入れ歯自体を作り直さなければなりません。また、皆さまもお気づきのように、入れ歯の清掃不良は、歯をさらに失ってしまう原因の1つでもあります。

入れ歯を健康的に長く使用していただくためにも、食後の洗浄を欠かさないようにしましょう。また、歯科医院でのメンテナンスも重要です。歯科医院で入れ歯やお口・歯の状態を定期的にチェックすることで、安心・安全のもと、入れ歯を継続してご使用いただけます。