【虫歯は遺伝する❓】
こんにちは、きむら歯科 院長の木村です🤗
「親譲りで歯が悪い」
「親も虫歯が多いから心配」
「歯が弱い家系で」
こんな話を患者さんからよくお聞きします。
果たして、本当に虫歯は遺伝するのでしょうか❓🧐
実は虫歯自体が遺伝することはありませんが、「虫歯のなりやすさ」は遺伝する可能性があります‼️
<そもそも赤ちゃんには虫歯菌はいない>
虫歯とは、虫歯菌が歯について溶かしていく病気です。
赤ちゃんは無菌状態で産まれ、しかも歯は歯肉(歯茎)に埋まっているため、虫歯菌が存在するわけがありません。
つまり、「虫歯自体は遺伝しない」ということになります。
そのため、虫歯になるかどうかは、その他の要因にあります。
<遺伝の可能性が高い虫歯リスクとは?>
まずは「骨格」です。
これは親の遺伝が大きいため、顎が小さいと歯列不正になります。
そうすると歯磨きがしづらくなり、衛生状態が保たれないため、虫歯になりやすくなります。
特に生え変わりが終わる中学生頃までは、必ず親がチェック・仕上げ磨きをしましょう‼️
あとは「唾液の量や質」も遺伝によるところが大きい要素です。
唾液には、酸を中和する緩衝作用、ミネラルによる歯の再石灰化、食べかすを洗い流す自浄作用、抗菌作用により、虫歯や歯周病から歯と歯茎を保護する、歯の健康に不可欠な役割を果たしています。
<さらに重要なのは“生活環境”>
遺伝と言ってしまえば全ての責任が親になりますが、「生活環境」も虫歯のなりやすさに影響します。
遺伝的に虫歯になりにくかったとしても、ダラダラ食べなどの不摂生は高確率で虫歯になるでしょう。
幼少の頃の生活スタイルが悪かったならば、大人になって是正することである程度予防することが可能です。
いかがでしょうか?
「虫歯のなりやすさは遺伝する」、なんとなく思っていたことだと思いますが、実際にあります。
ただし、生活環境を改善することで、虫歯mpリスクを大幅に減らすことはできます!
まずはできることからしっかり取り組んでいきましょう☺️✨
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